予防治療・歯周病治療

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予防治療の重要性

やはり人間は、自分の体を使って生きていくのがもっとも自然で理想的な形と言えます。
お口の中であれば自分の歯を使うということになり、ご自身の歯でずっと食べていくためにはしっかりとケアをして予防をしていかなければ、一生持たせることは難しいのが現状です。
昔のような人生40年の時代ならそこまで重要視されないかもしれませんが、80歳、90歳を超える長寿の現代においては、予防をしていかなければ50歳を超えてから一気にトラブルが増えてきます。健康寿命を伸ばすという意味では、虫歯や歯周病にならないための予防措置を行う「予防治療」は非常に大切です。

生涯医療費が歯で決まるという考え方

口は咀嚼器官の一つであり、食べたものを歯を使って口の中でしっかり噛むことで消化活動を助けます。
噛むということができなくなると、十分に噛み砕かれていない食べ物が胃に送られ、内臓への負担が大きくなります。そうなると胃腸をはじめとする内臓系のトラブルにも繋がるので、やはり歯で咀嚼して噛み砕くというのは全身の健康にとって大きな意味を持っています。
自分の歯が多く残っている人ほど認知症や全身的な病気になりにくいとも言われており、そういう意味でも定期的なケアで歯を守ることによって生涯にかかる医療費を抑えることが可能になると言えます。

歯を失ってしまった場合の治療のリスク

歯を失ってしまった場合の治療のリスク
ブリッジの場合は、失ってしまった歯の両隣にある健康な歯をブリッジの支えにするために削らなくてはならないことが大きなリスクと言えます。
歯を失うことによって周りの歯が動き、噛み合わせが微妙に変わってくることも、咬合崩壊に繋がる恐れがあるため、リスクの一つとなります。入れ歯に関しては、残っている歯にバネをかけて入れ歯を固定することが多いため、普段力がかかっているところにさらに大きな力をかけることで歯を揺すってしまい、その固定源となっている部分が駄目になりやすいことがリスクとしては大きくなります。
自費にはなりますが、インプラントによる治療も御提案させていただいております。
歯を失ってしまった際にブリッジにするか、入れ歯にするか、または自費になりますがインプラントを選択するかというのは多くの人が頭を悩ませる問題ですが、まずはそのような選択をしないで済むように普段から予防とメンテナンスに力を入れることが何よりも大切です。

※インプラント治療は行っていないため、他院をご紹介いたします。

のぞみ歯科で行う予防治療の特徴

のぞみ歯科で行う予防治療の特徴
当院の予防治療では写真を撮影して記録として残すことに特に力を入れています。初診時、急性症状がある方には治療を行ってその症状を落ち着かせてから、歯の状態と歯ぐきの状態の写真を撮ります。
歯周病の可能性がある方には歯周病の検査も行って、必要な治療が完了した後、治療後の写真も撮影しています。メンテナンスに通われている間も、状況が変わるとその都度写真を撮り、その写真を元に時間の流れに沿って適切な予防をご提案しているのが当院で提供している予防治療の大きなポイントです。
そして、当院では患者さまへの丁寧なお声がけを大切にしています。急に状態が悪くなった方も、よくお話を伺うと「実は入院していました」といった背景があったりします。ご本人の努力で良い状態が保てていたら「しっかり磨けていますね」「綺麗な歯です」とお伝えして、さらにモチベーションを上げていただけるよう心がけています。

ご自宅で心がけていただきたいこと

ご自宅で心がけていただきたいこと
口内環境を清潔に保つには、医院でお伝えしている正しい歯磨きの方法を、その方に合った歯ブラシを使って実践していただくことがもっとも効果的です。
多くの方が「青が好きだから青いものを」「CMで見かけたから何となく」といった形であまり深く考えずに歯ブラシを選んでしまいがちですが、当院では歯科衛生士が患者さまごとに合う歯ブラシを選択しています。
「今はこのような汚れの状態で、歯ぐきがこうなっていますので、この歯ブラシがいいですよ」「改善されたらこちらの歯ブラシに変えるのがおすすめです」と丁寧にアドバイスをすることで歯磨きの効果を最大限に上げるお手伝いをしています。
三日坊主という言葉がある通り、人の習慣は3日ほどで戻りますが、2週間続ければ習慣は変わると言われています。
2週間頑張って正しいホームケアの習慣をつけていただき、さらに歯科医院で定期的に予防処置を受けることで、虫歯や歯周病のない綺麗なお口の維持が可能になります。

インプラントのメリット・デメリット

メリット

  • 健康な歯を削る必要がない。
  • 入れ歯よりも咀嚼能力に優れている。
  • 骨が痩せるのを防げる。
  • 見た目の良い人工歯を装着できる。

デメリット

  • 自費診療である。
  • 手術が必要。
  • 治療期間がブリッジ等に比べ長い。
  • 術後は定期メンテナンスが必要になる。
  • 術後痛み・腫れが出る可能性がある。

歯周病治療

歯周病の怖さ

歯周病の怖さ
日本人が歯を失う原因の第一位と言われるのが歯周病です。その恐ろしさは、大きく分けて3つが挙げられます。
1つ目は、「初期の段階では自覚症状が無い」という点です。
風邪を引いた時にはすぐにわかりますが、歯周病になっても本人が気づくことはなく静かに進行していき、気づくほどの症状が出てきた頃には重度になっています。
ほとんどの方は医院で偶然発見されることで歯周病が判明しています。2つ目は「顎の骨を溶かしてしまう」という点です。
歯周病菌が骨を溶かすことでだんだん歯ぐきが下がっていき、それに伴って歯へのトラブルが増えます。
溶けてしまった骨は特殊な条件を除けば決して戻ることはなく、現状維持が精一杯であることも怖いと言えます。
3つ目は「全身の健康にも悪影響を及ぼす」点です。特に糖尿病とは関係が深く、歯周病が悪化すると糖尿病も悪化して、逆に糖尿病の人は歯周病になりやすいと言われています。
近年では認知症や動脈硬化、心疾患など様々な病気との関係も明らかになっています。お口の中だけでなく、全身の健康を守るためにも歯周病のケアは非常に重要です。

歯周病治療で心がけていること

歯周病がどのような病気か、ご自身がどの程度進行しているかということを患者さま自身にしっかりと知っていただいてから治療を始めることを重視しています。
歯周病について「歯ぐきが腫れる病気でしょう」という程度の認識の方は多いものです。しかし、細菌に感染して歯ぐきのコラーゲンを破壊し、免疫反応が起きて骨が溶けてしまうという、一連の歯周病の流れをご理解いただいた上で、そうならないためにどうしたらいいかというところからスタートしなければ、治療の必要性をご理解いただくことは難しいと考えています。
当院では事前に歯周病の病態や患者さまの歯ぐきの現状を丁寧に説明し、患者さまに適切な治療計画を立てさせていただいています。

歯周病治療が終わった方が気をつけるべきこと

歯周病は、治療が終わったらもう一生大丈夫ということはあり得ません。再発を防止するためには、歯磨きだけでは限界があります。歯周病や虫歯の原因となる菌が何層にも重なった塊をバイオフィルムと呼び、このバイオフィルムを壊すことが一般的にクリーニングやメンテナンスと呼ばれる予防措置です。定期的に医院に通って細菌の塊であるバイオフィルムを破壊し、歯の表面を綺麗にして、細菌感染をしてしまった部分を取り除くことで歯周病の再発を防ぐことが可能になります。

口臭のご相談もお受けしています

当院では口臭にお悩みの方のご相談も多くいただいています。口臭の原因としては、胃腸などの内臓疾患が関係しているケースもまれに見られますが、8割から9割がお口の中が原因となっています。
歯科医院でできることは歯の汚れを徹底的に取り除き、虫歯がある場合は治療を行って、臭いの原因となる菌を除去することです。
。口臭を予防するためには、規則正しい歯磨きが基本となります。歯ブラシとフロスを正しく使ってしっかりと汚れを落として、できればリステリンなどの洗口剤を併用していただくことで口臭を防ぐことができます。

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