高齢者に多い歯の病気

高齢者歯科

高齢の方に多い歯科疾患といえば、やはり歯周病です。
また、加齢や歯周病の進行によって歯ぐきが下がると、健康な時には歯ぐきに隠れていた歯の根元が外に現れることがありますが、この部分は歯の頭よりも溶けやすくなっているため、「根面カリエス」と呼ばれる虫歯が多く見られるようになります。この虫歯の特徴としては歯と歯ぐきの境目にそって横に進行していき、歯の前後左右を帯状に取り巻くこともあって、治療が難しい点が挙げられます。ただ高齢の方は歯の神経が細くなっている場合が多く、大きな虫歯があってもあまり痛みを感じない方が少なくありません。
そのため気づかないうちに歯が虫歯に冒されて少しずつ細くなっていき、痛みもなく突然折れるというケースも見られます。
そうなってしまった場合は抜歯になることがほとんどです。
年齢とともに唾液の分泌量が減り、口内が乾燥して度々頬を噛んでしまい、舌に痛みを感じるということもよく起こります。

高齢の親御さんに対する歯科治療を希望されている方へ

口腔内を清潔に保って生涯食事と会話を楽しむためには、定期的にクリニックを受診してお口の健康を守り、健康寿命を延ばす努力をすることが大切です。
当院には認知症の方もご来院いただいています。
通常の会話が難しい方の場合は、ご家族の方に一緒においでいただき、治療についての説明やホームケアの方法などを一緒に聞いて、帰宅後に必要に応じてご本人に再度説明しながらケアのサポートをしていただくことをお願いしています。
当院では患者さまが安心して通院することができる環境作りに積極的に取り組んでおりますので、心配なことがあればお気軽にご相談ください。

自分の歯で食事をしたい方への治療

噛み合わせが壊れてしまっている方については、まずは噛み合わせを作るところから始めていく必要があります。
歯が失われていても入れ歯などの対処をせずに、歯ぐきで噛んで食べている方や、上の歯だけ残っていてそれと噛み合う下の歯が無い方もおられるのが現状です。
無い部分を補うブリッジや入れ歯を作ることを補綴治療といいますが、そのような措置をすることで噛み合わせが整い、噛む能力が向上していきます。せっかく残っている他の歯を守るという意味でも適切な補綴治療を行うことが、高齢な方がいつまでもご自身の歯で食事を楽しむためには不可欠です。

のぞみ歯科ならではの質の高い補綴治療

噛み合わせが崩れてしまっている方の場合は、まず型取りを行い、その型に噛み合わせを分析するための咬合器という機械に着けて分析をします。
その結果を元に治療のゴールを設定し、どのようにそのゴールに向かっていくか、最適な治療計画を立てていきます。このような、ゴールを決めてから逆算してプランを立てる方法を「トップダウントリートメント」と呼び、補綴を専門的に学んだ当院の歯科医師だからこそ可能な、患者さまに優しい治療と言えます。また、補綴治療は歯科医師一人で行うものではなく、腕のいい歯科技工士と連携してはじめて良い医療が可能になります。
当院で技工物をお任せしているのは高い技術と豊かな経験を持った優秀な歯科技工士で、日々言葉を交わして医師とは異なる視点からさまざまな意見やアドバイスを得ています。

歯が抜けてしまったら

歯が抜けた時にはできる限り早くクリニックに来ていただくことをお願いしています。「ボールがぶつかった」「転倒した」などの外傷が理由で抜けた場合は、可能であれば抜けた歯を牛乳に漬けてお持ちください。
若い方と比べるとどうしても可能性はある程度低くはなりますが、ご本人の歯を活かして再植できるように努力しています。また前歯が抜けた場合は、応急処置として接着剤で人工の歯を着けるなどの見た目の回復を行っています。

義歯・入れ歯

入れ歯治療で心がけていること

歯を失ったらただ入れ歯を作って入れればいいというわけではなく、入れ歯を支える歯の状態がしっかりしてからでなければ入れ歯を入れることはできません。
そのため特に部分入れ歯の場合は入れ歯を作る前に歯周病の治療を厳密に行います。また歯が斜めになっている方の場合は、できればシンメトリー(左右対称)の方が望ましいので、噛み合わせが左右同じになるような治療を考えます。
上の歯の場合は総入れ歯を提案したり、下の歯であれば少しでも歯が残っていた方が安定するので補綴で治療をして治すことをご提案したりと、歯の状態に合わせて最適な治療を検討しますが、実際にその治療を行うかどうかは患者さまのご意向を尊重しています。

入れ歯について知っておいてほしいこと

入れ歯を作った場合に、「入れたその日から歯があった時のように噛める」というイメージをお持ちの方が多いですが、残念ながら入れ歯はいきなり使えるようになるものではありません。
髪の毛が1本入ってもわかるほど繊細な口腔内に大きな入れ歯が突然入ることを考えると、程度の差はあるものの誰しもが違和感に思うのは仕方のないことです。義手や義足と同じで、義手をつけたらすぐにスラスラと書道ができるかというとそれは無理であることと同様です。
入れ歯を入れて普段と同じ生活をするためには噛み方や話し方のトレーニングを重ねて、少しずつ慣らしていくことが必要になります。

入れ歯のメリットとデメリット

入れ歯のメリットとしては、噛み合わせを作って噛めるようになるということ、歯がない状態と比較して見た目の回復ができるということが挙げられます。
その半面、残っている歯への負担が増える点と、歯に汚れが溜まりやすく、お手入れに手間がかかる点がデメリットとなります。部分入れ歯のバネはクラスプともいいますが、バネをかけた部分に汚れが集中して歯の表面にバネの跡のような形でできるクラスプカリエスと呼ばれる虫歯になることがあり、進行するとその歯が揺れたり抜けたりする原因になります。
バネをかける歯を含む残された歯を丁寧に磨くことと合わせて、入れ歯そのものも毎日のメンテナンスが不可欠です。

のぞみ歯科で取り扱っている入れ歯の種類

当院では保険の範囲内で一般的なしっかり噛める入れ歯をお作りしています。さらに審美性や快適性を求める方には保険外の入れ歯もご用意しており、床の部分に金属を用いた金属床義歯、磁石やロケーターと呼ばれる装置で入れ歯を固定するアタッチメントデンチャー、樹脂で固定するノンクラスプデンチャーなどを取り揃えています。
特にバネが見えるのが気になるという女性の方には金具を使わず自然な見た目を実現したノンクラスプデンチャーが好評です。

金属床義歯の特徴

保険外の入れ歯の中でも人気の高い金属床義歯は、保険の入れ歯よりも大幅に薄く作れることが大きな魅力です。
保険の入れ歯が2mmほどの厚みがあるのに対して、金属床はわずか0.5mmで、75%も薄くなっています。この薄さによってお口の中の違和感が少なく、熱の伝わりも良いので自然に近い感覚で食事を味わうことができます。その半面修理が難しいというデメリットがあり、一度破損してしまうとお預かりしての修理になるため、修理している間に使う入れ歯を新しく作る必要が出てきます。保険の入れ歯と比べると費用がかかるという点も大きく、現役時代に金属床義歯を入れた方が作り直しの際には年金生活に移っていて、金銭的な面を考慮して保険の義歯に変えるというケースも見られます。

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TEL:052-875-3173